ECソリューションズ事業戦略

取締役 ECソリューションズ統括 粕谷 吉正 取締役 ECソリューションズ統括 粕谷 吉正

既存プロダクトの拡充と新規事業開発で
ECの可能性を拡げる次の成長ステージへ

取締役 ECソリューションズ統括
粕谷 吉正(かすや よしまさ)

次の10年に向けた変化の始まり

新型コロナウイルス感染症による外出控えなどの影響で需要が高まったこともあり、近年のEC市場は継続的に伸長してきました。しかし、2022年半ばにはコロナ禍の影響が徐々に緩和し、世界情勢の混乱の影響が拡大する中でその成長は鈍化してきております。

当社を取り巻く事業環境も大きく変化しております。当社のグループ企業もそのようなトレンドに対応すべく変革を開始しており、これを期に自社プロダクトであるオンラインモールのストア向けCRMツール『STORE’s R∞(ストアーズ・アールエイト)』も成熟期に入ることとなりました。

一方、クリック課金型広告『StoreMatch(ストアマッチ)』のニーズは依然として高く、収益も伸びております。多くのストアに加えて、ストアが販売する商品のメーカーにも多数のご利用をいただき、今後もECソリューションズ事業の成長の柱として拡充を進めてまいります。

Eコマースやインターネット広告の事業環境が大きな転換期を迎えた今年は、次の10年に向けた変化の始まりの年になると捉えております。この変化に走りながら対応し、既存サービスの強化と新規事業の開発を進めていけるか否かが未来を決めるという覚悟で、さまざまな試みを行っていきたいと考えております。

新規サービスの開発で流通を拡大

当社はこれまで、LINEヤフー株式会社と連携してサービスの普及に努め、Yahoo!ショッピングの流通拡大に寄与してまいりました。今後も同社が打ち出す販促DXに向けたソリューションをともに追求し、新たなサービスの開発を進めてまいります。中長期的にはLINEヤフー以外へのサービス展開も視野に入れ、事業構造の転換を目指していく所存です。

また、注目度の高いリテールメディア分野や、一般消費者に広く普及するソーシャルサービス分野での新規事業にも挑戦してまいります。2023年1月から新規事業に特化した組織が新設され、より高い視座での事業開発を行っていく体制となりましたが、その土壌となるようなアイデアを生み出していくこともECソリューションズ事業の役割と認識しております。これまでの実績と機動力を活かして連携をはかりながら、新たなマーケットの開拓に挑みます。

事業規模を問わず支援

インターネットによって拓かれたEC市場は、中小規模の事業者でも参画が可能で、大きく成長できる可能性を秘めた舞台であると思います。バリューコマースは、アフィリエイト事業とECソリューションズ事業の両輪で、そうした事業者のストア運営にトータルソリューションを提供することで流通拡大に寄与してまいりました。

今後も規模の大小を問わずより多くのEC事業者を支援し、パフォーマンスの最大化に貢献できるよう尽力してまいります。

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